メルカリShops攻略ガイド：個人アカウントとショップアカウントの比較、メルカリShopsを導入する3つのメリット、個人からショップへ移行して成功した3つの事例、個人アカウントとの使い分け戦略、開設ガイド：審査・必要書類・個人事業主の対応

Masakiです。

「メルカリで不用品は売れたけど、もっと本格的に稼ぎたい」
「ハンドメイド作品を多くの人に届けたい」
「実店舗の売上が落ちてきて、ネット販売に活路を見出したい」

もしあなたがそう考えているなら、「メルカリShops」は最強の武器になります。

月間2,000万人以上が利用するメルカリの集客力をそのまま使い、初期費用ゼロで、誰でも簡単にネットショップオーナーになれる。

こんなチャンスは、これまでのEC業界では考えられませんでした。

しかし、ただ開設するだけでは売れません。

「個人出品」とは全く異なる戦略とノウハウが必要だからです。

この記事では、メルカリShopsの開設手順から、売れる商品ページの作り方、トラブル対策、そして月商100万円を目指すための未来戦略まで、プロの視点で徹底解説します。

これを読めば、あなたは迷うことなくショップ運営のスタートラインに立ち、成功への最短ルートを走り出すことができるでしょう。

さあ、あなたのビジネスを次のステージへ進めましょう。

メルカリShopsと個人出品の決定的な違いと導入メリット

メルカリShops（メルカリショップス）は、フリマアプリ「メルカリ」内にネットショップを開設できるサービスです。

従来の個人間取引（CtoC）とは異なり、事業者（BtoC）としての販売活動を強力に支援する機能が備わっています。

多くのユーザーが抱く「個人出品と何が違うのか」「自分はショップを開設すべきか」という疑問に対し、本章ではその決定的な違いと導入メリットを徹底解説します。

まず理解すべきは、メルカリShopsが「ビジネス用途」に特化しているという点です。

個人アカウントでは不用品の処分が主な目的ですが、ショップアカウントでは利益の追求と事業の拡大が主眼に置かれます。

この根本的な目的の違いが、機能面や運用ルールの差異として現れています。

個人アカウントとショップアカウントの比較

メルカリShopsと個人アカウントの主な違いを以下の表にまとめました。

それぞれの項目について詳しく見ていきましょう。

【アカウント種別】
個人アカウント：個人が不用品を売買するためのアカウント。
メルカリShops：個人事業主や法人が商品を販売するためのビジネスアカウント。

【在庫管理】
個人アカウント：1商品につき1ページ作成が必要。
メルカリShops：1つの商品ページでサイズや色違いなどのバリエーション登録が可能。
在庫数も設定でき、複数在庫の販売が容易です。

【値下げ交渉】
個人アカウント：コメント欄での頻繁な値下げ交渉が文化として定着。
メルカリShops：値下げ交渉機能がなく、価格決定権は完全にショップ側にあります。
これにより、コメント対応の手間が大幅に削減されます。

【まとめ買い】
個人アカウント：購入者がコメントで依頼し、出品者が専用ページを作成するなどの手間が必要。
メルカリShops：「まとめ買い機能」により、システム上でスムーズに複数商品の購入依頼が可能。

【評価システム】
個人アカウント：取引ごとの相互評価が必須。
メルカリShops：購入者からの評価のみ（任意）。
ショップ側から購入者を評価する必要はなく、評価コメントへの返信機能があります。

メルカリShopsを導入する最大のメリット

メルカリShopsを利用する最大のメリットは、月間2,000万人以上が利用するメルカリの巨大な集客力をビジネスに活用できる点です。

独自にECサイトを立ち上げた場合、最初のアセスを集めるのに多大な広告費と時間がかかります。

しかし、メルカリShopsなら開設初日から多くのユーザーの目に触れる可能性があります。

また、「値下げ交渉がない」ことは、ビジネスを効率化する上で極めて重要です。

個人出品では避けられない価格交渉のやり取りから解放され、商品の発送や商品開発などのコア業務に集中できます。

さらに、スタッフアカウント機能を使えば、複数人でショップ運営を分担することも可能です。

誰がメルカリShopsを開設すべきか

以下のような方には、個人アカウントではなくメルカリShopsの開設を強くおすすめします。

・ハンドメイド作家として作品を販売したい方
・農家や漁師で、自慢の生産物を直販したい方
・実店舗を持っており、販路をネットにも広げたい方
・せどりや輸入販売などで、同一商品を複数在庫持っている方
・値下げ交渉の対応に疲れ、適正価格で販売したい方

特に、在庫を複数持っている場合は、メルカリShopsの在庫管理機能が威力を発揮します。

サイズやカラー展開があるアパレル商品や、収穫量に応じて販売数を調整したい農産物などは、ショップ機能なしでは管理が煩雑になりがちです。

個人アカウントとの使い分け戦略

メルカリShopsを開設しても、既存の個人アカウントが使えなくなるわけではありません。

一つのメルカリアプリ内で、タブを切り替えるだけで両方のアカウントを行き来できます。

この「併用」こそが、賢い運用戦略の鍵となります。

例えば、不用品や一点物の古着などは個人アカウントで販売し、仕入れた商品やハンドメイド作品はShopsで販売するという使い分けが可能です。

また、Shopsで販売している商品を個人アカウントのプロフィールで宣伝するなど、相互送客の効果も期待できます。

導入における注意点とデメリット

メリットの多いメルカリShopsですが、いくつかの注意点も存在します。

最も大きな違いは「運営者情報の開示義務」です。

特定商取引法に基づき、ショップ運営者の氏名や住所、電話番号などの開示が求められます。

ただし、これには特例措置があり、メルカリが定める条件を満たせば、運営者情報を非公開（メルカリの情報を代わりに表示）に設定することも可能です。

この点については、後の章で詳しく解説します。

また、振込手数料の仕組みも異なります。

個人アカウントでは売上金を使ってメルカリ内で買い物ができますが、Shopsの売上金は一度銀行口座に振り込む必要があります。

その際、200円の振込手数料が発生し、振込は毎月10日（または20日など設定による）に自動で行われます。

少額の売上だと手数料の比率が高くなるため、ある程度の売上規模が見込める場合に適しています。

中古品販売における古物商許可

中古品（古物）をビジネスとして販売する場合、古物商許可が必要になります。

個人アカウントで不用品を売る分には不要ですが、Shopsで利益目的で中古品を仕入れて売る場合は必須です。

開設審査の段階で古物商許可証の画像の提出を求められることがあります。

法令遵守はショップ運営の基本ですので、中古品を扱う予定の方は事前に許可を取得しておきましょう。

まとめ：ビジネスへの第一歩

メルカリShopsは、個人が手軽にECビジネスを始められる強力なプラットフォームです。

個人アカウントの延長線上にあるようで、その実は本格的なネットショップ運営機能が詰まっています。

「売れる場所」は既に用意されています。
あとは、あなたが何を、どのように売るかです。

【事例研究】個人からショップへ移行して成功した3つのパターン

実際に個人アカウントからメルカリShopsへ移行し、売上を伸ばした具体的な事例を紹介します。

ケース1：ハンドメイド作家Aさん（30代女性）
【課題】
個人アカウントでは、オーダーメイドの受付や再販依頼のコメント対応に追われ、製作時間が確保できないのが悩みでした。
また、「値下げしてくれませんか？」というコメントへのストレスも抱えていました。

【Shops導入後】
・在庫管理機能を使って、受注生産品と即納品を明確に区分。
・値下げ交渉がないため、適正価格での販売が定着。
・浮いた時間を製作に充て、月商が5万円から15万円にアップ。

ケース2：古着転売Bさん（20代男性）
【課題】
仕入れた古着を大量に出品したいが、1点ずつページを作るのが手間で、出品作業が追いついていませんでした。

【Shops導入後】
・Web版のCSV一括出品機能を活用し、1日100着の出品を実現。
・スタッフアカウントでアルバイトを雇い、撮影と梱包を外注化。
・組織的な運営により、月商100万円を突破。

ケース3：農家Cさん（50代男性）
【課題】
規格外の野菜を道の駅で売っていたが、売れ残りの廃棄が課題でした。

【Shops導入後】
・「訳あり野菜セット」としてクールメルカリ便で全国販売。
・リピーターがつき、収穫したその日に完売するように。
・フードロス削減と収益アップを同時に達成。

よくある質問（Q&A）：個人とショップの迷い

Q. 個人アカウントの評価はショップに引き継げますか？
A. 残念ながら引き継げません。
ショップアカウントは評価ゼロからのスタートとなります。
ただし、個人アカウントのプロフィールにショップのURLを貼るなどして、既存のフォロワーを誘導することは可能です。

Q. 売上金は合算できますか？
A. 合算できません。個人アカウントの売上金（メルペイ残高）と、ショップの売上金は完全に別管理となります。ショップの売上金は、登録した銀行口座への振込のみで出金可能です。

Q. 副業が会社にバレませんか？
A. メルカリShopsを開設したこと自体で会社に通知が行くことはありません。
ただし、運営者情報として氏名などが公開されるため、そこから特定されるリスクはゼロではありません。また、利益が出れば確定申告が必要になり、住民税の金額が変わることで会社に知られる可能性があります。これらは通常の副業と同じリスク管理が必要です。

メルカリShops vs 他社ECサービス徹底比較

「メルカリShops」以外にも、ネットショップ作成サービスはたくさんあります。

代表的な「BASE」「STORES」「Amazon」「楽天市場」と比較し、それぞれのメリット・デメリットを整理しました。

1. BASE（ベイス）
・特徴：デザインの自由度が高く、おしゃれなショップが作れる。
・メリット：初期費用・月額無料。Instagram連携が強力。
・デメリット：集客は自力で行う必要がある（これが最大の難関）。
・向いている人：すでにSNSでファンを抱えているインフルエンサーやブランド。

2. STORES（ストアーズ）
・特徴：BASEと似ているが、手数料が安いプランがある。
・メリット：実店舗向けのPOSレジ機能など、リアル店舗との連携が強い。
・デメリット：やはり集客力が弱く、広告費がかかる場合がある。
・向いている人：実店舗を持っていて、ECも始めたい人。

3. Amazon（アマゾン）
・特徴：圧倒的な集客力と物流網（FBA）。
・メリット：商品ページさえ作れば、勝手に売れていく。
・デメリット：月額登録料（大口出品）がかかる。手数料が高い。価格競争が激しい。
・向いている人：型番商品（既製品）を大量に安く売りたい人。

4. 楽天市場
・特徴：日本最大級のショッピングモール。
・メリット：ポイント経済圏による固定客が多い。客単価が高い。
・デメリット：出店料が高い（月額数万円〜）。審査が厳しい。ページ作り込みが必要。
・向いている人：本気で年商数千万円以上を目指す法人。

結論：メルカリShopsの立ち位置
メルカリShopsは、「集客力（メルカリ）」と「手軽さ（BASE/STORES）」のいいとこ取りをしたサービスと言えます。

「集客は任せたいけど、Amazonや楽天ほどコストはかけられない」という層に最適です。

特に、中古品やハンドメイド、訳あり食品など、「一点物」や「掘り出し物」との相性は抜群です。

次章では、実際にメルカリShopsを開設するための具体的な手順と、審査をスムーズに通過するためのポイントについて解説します。

開設の完全ガイド：審査・必要書類・個人事業主の対応

メルカリShopsを開設するには、所定の審査を通過する必要があります。

「審査」と聞くと難しく感じるかもしれませんが、事前に必要な情報を整理し、正確に入力すれば、多くの場合はスムーズに完了します。

本章では、開設申し込みから審査通過までの具体的なステップと、特に個人事業主がつまずきやすいポイントを解説します。

開設申し込みの前に準備するもの

申し込みをスムーズに進めるために、以下の情報を手元に用意しておきましょう。
事業形態（個人・個人事業主・法人）によって必要な書類が異なります。

【全員共通で必要なもの】
・メルカリのアカウント（普段使用しているものでOK）
・銀行口座情報（売上金の振込先）

【個人利用（開業届を出していない場合）】
・本人確認書類（運転免許証やマイナンバーカードなど）
※メルカリアプリですでに本人確認が完了している場合は、提出を省略できることがあります。

【個人事業主（開業届を出している場合）】
・本人確認書類
・許認可証の画像（古物商許可証など、必要な業種のみ）
※確定申告書や開業届の写しは、基本的には提出不要ですが、審査状況によって求められる場合があります。

【法人】
・法人番号
・登記簿上の代表者情報
・銀行口座（法人口座推奨）

開設申し込みの具体的な手順

申し込みは、スマホのメルカリアプリ、またはPCのWebブラウザから行えます。

ここでは、最も一般的なスマホアプリからの手順を紹介します。

1. ショップタブを開く
メルカリアプリの下部メニューにある「ショップ」タブをタップします。
上部に表示される「ショップを開設する」バナーを選択します。

2. 事業種別の選択
「個人」「個人事業主」「法人」の中から、自身の状況に合ったものを選択します。
ここでの選択ミスは後から変更が難しいため、慎重に選びましょう。
副業で本格的に利益を上げたい場合は「個人事業主」、単に不用品以外のハンドメイド品などを売りたい場合は「個人」を選ぶのが一般的です。

3. 商品カテゴリーと許認可の確認
販売予定の主な商品カテゴリーを選択します。
中古品、自家製の食品、化粧品などを扱う場合は、それぞれの許認可が必要かどうかの確認画面が表示されます。
「いいえ、必要ありません」または「はい、許可証を持っています」など、正直に回答してください。

4. 規約への同意と情報の入力
利用規約を確認し、同意します。
その後、氏名、住所、電話番号、ショップ名、ショップ説明文などを入力していきます。
ショップ名は後から変更可能ですが、最初からわかりやすく親しみやすい名前を付けることをおすすめします。

5. 銀行口座の登録
売上金の振込先となる銀行口座を登録します。
口座名義と本人確認書類の氏名（法人の場合は法人名）が一致している必要があります。

審査にかかる時間と結果の通知

申し込み完了後、即座に審査が開始されます。

公式のアナウンスでは「最短2分」とされていますが、これはAIによる自動審査がスムーズに進んだ場合の最速ケースです。

一般的には、数時間から2営業日程度かかると考えておきましょう。

審査結果は、メルカリアプリ内の「お知らせ」と登録メールアドレスに届きます。

「開設審査が完了しました」という通知が来れば、晴れてショップオーナーの仲間入りです。

審査に落ちる主な原因と対処法

残念ながら「審査不通過」となるケースもあります。

その主な原因と対策を知っておくことで、再申請での通過率を高めることができます。

1. 入力情報と本人確認書類の不一致
最も多いのが、住所や氏名の入力ミスです。

「1-2-3」と「1丁目2番3号」のような表記揺れは通常許容されますが、マンション名の有無や部屋番号の記載漏れなどはNGとなることがあります。

本人確認書類に記載されている通りに正確に入力しましょう。

2. 銀行口座情報の不備
口座名義のカナ入力ミスや、支店コードの間違いなどが原因です。

特に、屋号付き口座を使用する場合、登録名義と完全一致しているか確認が必要です。

3. 禁止商材の販売疑い
ショップ説明文やカテゴリー選択で、メルカリShopsの規約で禁止されている商品（医薬品、無形商材など）を扱うと判断された場合、審査に通りません。

説明文を見直し、誤解を招く表現がないか確認してください。

個人事業主の住所非公開設定について

前章でも触れましたが、ネットショップ運営では特定商取引法により住所や電話番号の表示が義務付けられています。

しかし、自宅を事務所にしている個人事業主にとって、住所を全世界に公開するのは大きなリスクです。

メルカリShopsでは、この問題を解決するために「運営者情報の非公開設定」を用意しています。

開設申し込み時、または開設後の設定画面で「運営者情報の開示」設定を行う際、「非公開にする」を選択できます。

これにより、購入者にはメルカリの運営事務局の住所と電話番号が表示されるようになり、個人のプライバシーが守られます。

ただし、商品の返品時など、購入者から正当な理由で開示請求があった場合には、個別の開示が必要になることもあります。

まとめ：準備さえ整えば開設は簡単

メルカリShopsの開設手続きは、非常にシンプル化されています。

必要な書類を手元に用意し、入力ミスに気をつければ、誰でも簡単に自分のショップを持つことができます。

審査待ちの間に、どのような商品を売るか、どんなショップデザインにするか、構想を練っておきましょう。

【完全保存版】開設前に確認すべきチェックリスト

審査落ちを防ぐために、申し込みボタンを押す前に以下の項目を最終確認してください。

基本情報チェック
□ 氏名は本人確認書類と一字一句同じか？（旧字体やミドルネームに注意）
□ 住所の番地、建物名、部屋番号は正確か？
□ 生年月日は西暦で正しく入力したか？

銀行口座チェック
□ 口座名義は全角カタカナで入力したか？
□ 屋号付き口座の場合、屋号と氏名の間にスペースを入れたか？（銀行の登録通りに）
□ ゆうちょ銀行の場合、振込用の「店名・預金種目・口座番号」に変換したか？（記号・番号のままでは登録不可）

許認可証チェック（必要な場合）
□ 画像は鮮明か？文字がぼやけていないか？
□ 有効期限内か？
□ 氏名や住所が申し込み情報と一致しているか？

審査に関するQ&A：こんな時はどうする？

Q. 未成年でも開設できますか？
A. メルカリShopsは、個人事業主・法人として登録する場合、未成年でも親権者の同意があれば開設可能な場合がありますが、基本的には成人が対象となるケースが多いです。
最新の規約では「満18歳以上」が条件となっていることが一般的ですので、利用規約を必ず確認してください。

Q. 複数のショップを持てますか？
A. 1つのメルカリアカウントにつき、開設できるショップは1つまでです。
複数のショップを持ちたい場合は、別のメルカリアカウントを用意する必要がありますが、メルカリ自体が「一人一アカウント」を原則としているため、注意が必要です。
ただし、法人アカウントの場合は、部署ごとなどで複数アカウントの運用が認められるケースもあります。

Q. 海外在住でも開設できますか？
A. 現時点では、日本国内に住所があり、国内の銀行口座を持っていることが条件です。
海外からの発送（越境ECの逆パターン）も、基本的には国内の発送拠点を経由する必要があります。

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手数料・コスト構造と利益最大化の計算式

ネットショップ運営において、コスト管理は生命線です。

「売れているのに手元にお金が残らない」という事態を避けるためには、メルカリShops特有の手数料構造を正確に理解しておく必要があります。

本章では、発生する全てのコストを洗い出し、利益を確実に確保するための計算式を提示します。

メルカリShopsで発生する手数料一覧

メルカリShopsの料金体系は非常にシンプルですが、個人アカウントとは異なる点があります。

1. 販売手数料：10%
商品が売れた時に発生する手数料です。
商品価格の10%が自動的に差し引かれます。
これは個人アカウントと同じ料率です。
（例：10,000円の商品が売れた場合、手数料は1,000円）

2. 振込手数料：200円
ここが個人アカウントとの大きな違いです。
売上金を銀行口座に振り込む際に、1回につき200円の手数料がかかります。
売上金額の多寡に関わらず一律です。

3. 初期費用・月額固定費：無料
ショップ開設時の初期費用や、毎月の固定費は一切かかりません。
商品が売れるまではコストが発生しないため、リスクなく始められるのが大きなメリットです。

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配送方法と送料設定：クール便から匿名配送まで

ネットショップの顧客満足度を左右する重要な要素が「配送」です。

メルカリShopsでは、個人アカウントでお馴染みの「らくらくメルカリ便」に加え、ショップ限定の「クールメルカリ便」など、多様な配送オプションが用意されています。

本章では、商品の特性に合わせた最適な配送方法の選び方と、送料設定の戦略について解説します。

メルカリShopsで使える主な配送方法

基本的には、個人アカウントと同様にヤマト運輸や日本郵便と連携した配送サービスが利用できます。

1. らくらくメルカリ便（ヤマト運輸）
最もスタンダードな配送方法です。
A4サイズから160サイズまで幅広く対応しており、匿名配送、追跡、補償が完備されています。
宛名書き不要で、コンビニやPUDOステーションからも発送可能です。

2. クールメルカリ便（ヤマト運輸・ショップ限定）
これがメルカリShops最大の特徴の一つです。
冷蔵・冷凍商品を匿名配送で送ることができます。
食品やスイーツを扱うショップにとっては必須の機能と言えるでしょう。
ただし、発送はヤマト運輸の営業所への持ち込みか集荷のみで、コンビニ発送はできません。

3. ゆうゆうメルカリ便（日本郵便）
郵便局やローソンから発送できるサービスです。
自宅以外での受け取り（コンビニ・郵便局受取）を希望する購入者に喜ばれます。

4. その他の配送方法
定形外郵便やレターパック、佐川急便など、メルカリ便以外の配送方法も設定可能です。
ただし、これらは匿名配送にはならず、宛名書きの手間が発生します。

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